アンリ・ルパート
フランス・ドイツ・ベルギーに囲まれたルクセンブルクは、国土こそ神奈川県ほどの小さな国ながら、一人あたりのワイン消費量は世界トップクラス。美食の国として知られています。自国消費が中心で生産量も限られているため、ルクセンブルクワインが海外に届くのはごくわずかといわれています。
ドメーヌ・アンリ・ルパートは1680年に設立されました。現8代目当主のアンリ氏の代になってから、ワインの品質向上は目覚ましく、「世界最高のRiesling」に選ばれるなど国際的にも高く評価されており、ルクセンブルクNO.1と呼び声が高い造り手です。
ドメーヌの拠点であるシェンゲン村は、ルクセンブルクの最南端に位置しこの村の丘からは、モーゼル渓谷沿いのに広がるブドウ畑〜フランス、ドイツ、ルクセンブルクの3ヶ国〜を見下ろすことができます。拠点の中心地であるモーゼル渓谷周辺は、ストロンベルク山に囲われており、その斜面にアンリ・ルパートが所有している畑の大部分が位置しています。土壌は、砂質土壌や貝殻石灰岩、そして珪岩が広がり、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ピノ・ノワール、オーセロワ、そしてリースリングといったフランス系やドイツ系品種を多彩に栽培しています。